国際政治を学ぶのにおすすめの本(日本語書籍)



国際政治というと、なにかとニュースで話題になるものに目が移りがちです。

ただ、現代の国際政治は、過去に起こった出来事や国際政治の理論で説明できることも少なくないです。

国際政治の歴史や理論は、書籍から学んだほうが質が高く、安価で済みます。

今回は、私がオススメする国際政治に関する本をご紹介していきたいと思います。

1. 『国際政治学をつかむ』(有斐閣)

こちらの本は、国際政治学をはじめて学ぶ際に、もっともおすすめの入門書です。

国内外で活躍する国際政治学者たちが、それぞれの専門領域について初学者にも分かりやすいよう解説しています。

国際政治学の基本理論や歴史など、おさえておきたい知識が網羅されています。加えて、理解を深める際の関連書籍も紹介してくれています。

この関連書籍紹介が、とても秀逸でして、国際政治学者たちがおすすめする書籍が載せられています。

紹介されなければたどり着かないであろう本も載っているので、『国際政治学をつかむ』を軸にして、学びを広げていくことができます。

今までは、初学者向けの体系的な入門テキストが、国際政治学の分野で確立されていなかったのですが、『国際政治学をつかむ』はこの入門テキストになり得ると思いますね。

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2. 『国際政治学(New Liberal Arts Selection)』(有斐閣)

『国際政治学をつかむ』と同様、有斐閣からの出版です(個人的に、有斐閣は社会科学系のテキストを編纂するのが最も上手いと思ってます)。

こちらの本は、国際政治の「理論」に関する解説が秀逸です。

リアリズムやリベラリズムといった国際政治の基本理論はもちろん、ゲーム理論など最新の理論をもちいた分析も掲載されています。

国際政治の歴史に関しても解説がなされていますが、理論も含め、全体的に少々文章が固い印象です。

ただ、情報量は申し分ないので、読み応えは非常にあります。入門書感が強すぎるのを好まない方であれば、この本が国際政治学の学び初めに最適かと思います。

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3. 『国際政治史 ー世界戦争の時代から21世紀へー』(名古屋大学出版会)

こちらの本は、国際政治の歴史に関する記述が充実しています。通常の世界史のテキストでは語られないような、外交の細やかな意思決定過程を知ることができます。

国際政治は、静的なものではなく、「動的」なものであり、国同士の意思決定が国際政治の縮図を決定づけていることが、この本を読むとよく分かります。

執筆者の佐々木雄太氏は、国際政治史研究の第一人者で、佐々木氏がすべての文章執筆を行っているのも好感がもてます。

歴史の流れを正確に把握したい場合は、なるべく1人の執筆者がすべての章を書いているほうが望ましいです。

章ごとに執筆者が変わると、スポットごとの詳細な情報は得られますが、歴史の流れが分かりにくくなります(学者によって、歴史認識に多少の差があるので、仕様がないことですが)。

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4. 『イラクとアメリカ』(岩波新書)

こちらは、現代の国際政治の情勢を方向づけたともいえる「アメリカとイラクの関係」を詳細に解説しています。

新書ですので、ページ数こそ、これまで紹介してきた本と比べると少ないですが、情報の質の高さは、他のイラク関連の本と比べて群を抜いています。

主に、サダム・フセインとアメリカの攻防が描かれており、「なぜ湾岸戦争、イラク戦争が起こったのか」という点を理解することができます。

執筆者の酒井啓子氏は、イラク政治の専門家で、読みやすい語り口で情報をまとめてくれています。

国際政治全体の話とは少しずれますが、一通り理論や歴史を学び終えた後に『イラクとアメリカ』を読むと、国際政治のダイナミズムを感じることができますよ。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

国際政治に関する正しい知識を得るには、上記で紹介したような「専門書」が最も有効です。

ビジネス書コーナーに置いてあるような簡易的な本だと、情報が足りていないものが大半ですので、初学者の方は特に、専門書を読むことをおすすめします。

まだまだ、紹介しきれないほど国際政治の本がありますので、今後も国際政治の本を定期的にとりあげていきたいと思います。



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